病院アロマケアの意味

こんにちは。山田輝乃です。

 

世間はオリンピックとスマップの話題で持ち切りですね〜!

 

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これ、感動!!歴史的快挙!ニッポンの武術の精神「心技体」を陸上競技で観ることになるとは。。

ちなみに2走者の彼は静岡人。

 

 

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実は私、デビュー当時のファンです (爆)。このポスターも部屋に貼ってたし、駅チカで生写真も良く買ったわ〜 笑。

ちなみに、押しメンは中居くん (爆×10)。

 


 

 

さて。

徐々に仕事モードに回復しつつあります。

 

先週、月1回訪問している病院で、嬉しいことがあったので、シェアします♥

 

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病床数は20弱くらいですが、毎月、だいたい6,7人の患者さんにアロマケアしています。(気分がのらない方には無理しません。)

 

 

まるでマッチ売りの少女かのごとく、精油カゴを片手に

「こんにちは〜。調子はいかがですか〜?」って1人1人を回っています。

 

 

中には何カ月も入院されてる方もいて、この前も、

「だいぶ痛みもとれて、動けるようになったんよ〜。」

って笑顔でお話してくださる方も。

 

 

先日は、新しく入院されたおばあちゃんがいらっしゃいました。

アロマケアに入る前には、患者さんのカルテチェックをするようにしていますが、その方はお部屋に入った時に、

 

鍋つかみのような大きな手袋でもう片方の腕をさすっては、不快そうな顔をされていて、見ると腕がところどころ赤くなっていました。

 

 

ちょっと心配になって看護師さんに様子を聞いてみると、

体内の免疫機能がおかしくなっていて、食べるものや塗るもの、触れるもの…全てにアレルギー反応のような症状=全身の痒みが出てしまう、とのこと。。。薬を塗ってもまだ痒みが出てきて、一日中かいている状態。

 

 

 

…想像できますか?

全身の痒いのに、ベッドから動けない、外に出られない状態。

 

 

「つらいですね。」と声をかけると、「情けない…情けない…」って、自分を責めているんです。。。

 

 

 

 

そこで私が施したことは、

 

最小限の精油をブレンドした植物性保湿クリームを薄く塗って搔き壊しを鎮めること。

と、

痒みによるストレス緩和に、枕元に香りを添えること。

 

 

私のチョイスした精油2つは、安全性の比較的高いもので抗ストレス作用のあるもの、そして抗炎症、抗アレルギー、鎮静の作用も持ち合わせていましたが、

 

何よりも、おばあちゃんが、「ええ香りやな。」って言ってくれたことが決め手になりました。

 

 

香りを顔に近づけて深く呼吸を促してあげた後、クリームを優しく塗っていくと、それでもまだ痒そうに手を動かしていましたが、「ここも塗って。」とリクエストするようになりました。

病室を離れる時には、少しボーッとした様子に。

 

 

その後、他の患者さんを回り詰所に戻ると、ある看護師さんが、

「◯◯さん(さっきのおばあちゃん)、珍しくウトウトしてましたよ〜!痒みも落ち着いてたみたい。」

って伝えてくれたんです♥

 


 

 

「メディカルアロマ」とか、「病院でアロマを使用」って聞くと、お薬の代わりにアロマを使用する、とらえる方がいます。

 

アロマ=薬、ではありません。

 

薬理作用を期待するにしても、それを

家庭の薬箱的に家族に使用するのと、病院でセラピストが患者さんに使用することとはわけが違う。

 

アロマテラピーは医療行為ではありません。

 

病院でするアロマケアは、あくまで「患者さんに寄り添う心のケア」をメインに。

 

心の回復が引き出す治癒力は計り知れないと思います。

 

 

この前のおばあちゃんも、痒みの原因は、物理的には体内のコントロール不全かもしれないけど、心の不調が症状に拍車をかけていたのかも。

 

Holding hands with senior over green leaves background

 

 

…ちょっと、FB上のとあるグループ投稿で違和感のある表現が見受けられたので、言葉が強くなってしまいましたが。。。

 

治療目的としてのアロマのポテンシャルはあると思いますが、それを伝言ゲームで不特定多数の人に伝えるのはどうかと。

聞き手の解釈って色々ありますよね。

 

 

私はこれからも、「ホリスティックアロマセラピスト」として自信を持って活動していきたいと思います。