おはようございます。
山田輝乃です☆
引き続き、
11月24日(木)開催
「英国アロマセラピーに学ぶ大切な人へのケア」
の告知します❤︎
今日は、私のイギリスアロマ留学時代のお話を少し。
塩田氏をお招きしてまで、私が何を伝えたいか。
感じていただけたら…。
ぶっちゃけますと、
私がイギリスに留学した目的は、最初は、アロマセラピーを学ぶためではありませんでした。
単なる語学留学。(遊学とか言われちゃう。)
ですが、英語が出来る人なんていっぱいいるし、なんかプラスαで学ぶことないかなぁ〜って探している中で、ピンと来たのがアロマセラピーでした。
イギリスには、普通のカレッジのコースの中にアロマセラピーを設けているところも多く、そこで単位を取得することもできます。
それか、専門学校。
ロンドンスクールオブアロマセラピー
シャーリープライスアカデミー
ガブリエルモージェイ氏のスクール(長いんだこれが。)
ティスランドインスティチュート
この中で、最終シャーリープライスとティスランドの2択になり、ある日本人女性との出会いが後押しとなり、
ティスランドインスティチュートに入学しました。
ロバートティスランド氏
マッサージの授業で着ていたTシャツ。
実は10年以上たった今でもパジャマにしてます 笑。
「精油の安全性」??ってタイトルかな?日本でも翻訳されて多くのスクールが教科書にしてると思います。
当時、「アロマセラピー=香り」と思ってた私は、
授業の内容に驚いたと同時に、不安でいっぱいになりました。
痛風、リウマチ関節炎に対するアロマセラピーケアと、精油のチョイス例。
肺がん、大腸がんの原因と症状、転移について。
妊娠中のアロマセラピーケア事例。
「病気や特定の症状」と、「アロマセラピー」が、かなり密接に結びついているのが明らかだと思います。
アロマセラピーと病気との垣根が低い。
一方、日本で市販されている一般的なアロマセラピーの教科書には、
「アロマテラピーを医療行為と誤解されてはいけない。」(イギリスでも当然医療行為ではありません。)
「妊娠中や乳幼児、高齢者には芳香浴のみ。」
…違い、わかりますか?
(それが悪いってことじゃない。何度も言うけど。)
それから、
イギリスでは、アロマセラピーと人との距離がものすごく近かったんですね。
これね、学校だけじゃなくて、一般の人も。
スクールの終わりごろになると、
IFPA(イギリスのアロマセラピー協会)の試験に向けて、模擬試験を行います。
ティスランドでは、クライアントモデルさんを一般公募するんです。
先生、とか卒業生、とか、ありがちなのにね。もう、ほんとこれこそ模擬試験でした。
私のところにやってきたのは、足元もおぼつかなく杖をついて、痩せ細った、白髪の80代後半のおばあちゃん。。。
「絶句。」
今まで症状×アロマセラピーの頭でいっぱいの私にとって、失礼ですが、こんなに高齢の方に施しようがないってパニック。
どうして良いかわからず、とにかくおばあちゃんの好きなタイプの香りと既往症、外科治療歴など聞いて(これまた大したことはなく。)、半泣きで施術したのを覚えてます。
とにかく、優しく、なでるように…。
(内心、こんなマッサージで気持ちいいわけがないって思ってるわけです。)
そしたら終わった後、マッサージの先生が私のところに歩いてきて、
「おばあちゃん、とっても暖かい手で気持ち良かったって喜んでたわよ。」
それを聞いて、涙ポロポロ…。
つまりこれで良いってことなんです。
これが、ホリスティックアロマセラピーなんだって腑に落ちた日。
病気や症状にフォーカスし過ぎず、クライアントさんの声を静かに聴くこと。
これって育児真っ最中のママさんならわかりませんか?
子供が調子悪い時に、お母さんの手当てで治ったりした経験、ありませんか?
一般公募のアロママッサージのモデルに90歳近いおばあちゃんが申し込むってのも、エイジレス。
おじさんもいましたよ。ジェンダーレス。
一般の人のアロマセラピーに対する目線も、私たちセラピストが病気や人に対応する領域も、全て、ホリスティック(包括的)でした。
11月24日の塩田さんのセミナーの目的は、
「アロマセラピーともっともっと親しくなること。」
「老若男女、赤ちゃんからお年寄りまで、アロマセラピーはボーダーレスだということを、体験してもらうこと。」
です。
家族の健康管理を自分でしたい。
困ってる友達の力になりたい。
介護や障害のある人にも…。
日本でも少しずつアロマセラピーケアの範囲が広がってきましたが、まだまだ。
私たちが、その意識を変えていきましょう。