こんにちは。山田輝乃です♪
今日の徳島の曇り空は、まるでロンドンのようです。
グレイに広がる空に、止むのか止まないのかどっちつかずの霧雨が降り、街の人々は傘もささずに濡れたアスファルトを闊歩する。
雨に濡れた古く荘厳な家や建物が細い木々に囲まれ、美しく哀愁があって、良くダブルデッカーの二階席の窓から、考えごとをしながら眺めていました。
今まさに、IFPA(国際プロフェッショナルアロマセラピー連盟)の企画
「ロンドン臨床アロママッサージ研修ツアー」
これに日本から参加しているアロマセラピストさんがたくさんいらっしゃいます。
…私も行きたかった。
(。。。まだ子供達を置いて1週間家を空けることは現実的じゃないのです( ; ; ))
IFPAの方向性の1つは「補完療法」。
=医療に寄り添う補完的な療法のことで、主に患者さんのQOL向上や自立を促す自然療法を指します。
そこに、アロマセラピーが有効だという臨床結果がイギリスにはたくさんあります。
※誤解しないでいただきたいのが、「医療行為」ではなく「医療に代わる療法」でもないということです。このセラピストのスタンスは現場でかなり重要な意味を成します。
ロイヤルフリーホスピタルで緩和ケアを行うキース・ハント氏については、去年の私のブログを見てください。
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私は今、月に1,2回、病院の入院患者さんに「緩和ケア」を行なっています。
「緩和ケア」の定義は主に癌患者さんに使われる言葉なので語弊はありますが、ここでは癌以外の病気で軽い症状の方も含めて表現しますね。
主に、香りの作用で心理的不安を和らげたり、睡眠を促したり、タッチングで痛みを軽減したり…
患者さんは主に高齢者の方で、全員で20〜24人いますが、
心を閉ざして嫌がる方も何人かいらっしゃいますが、緩和ケアを受け入れてくださるほとんどの方に笑顔が見られます。
実は昨日、私にとっての新たなチャレンジがスタートしました。
「障がい者施設でのアロマセラピー」
詳しくはまた明日書きますが、昨日は施設の理事長はじめ、主要スタッフさん達との顔合わせでした。
理事長のお話の中での言葉1つ1つがとても印象的だったんですが、
「病気や障がいに対してこうする、という規定に沿った繰り返しをすることより、もっと1人1人に対する違ったケアが必要…」
という言葉にとても共感しました。
これは病院でも必要なことだと思うんです。どうしても、医療はマニュアルに縛られるのが仕方ないことだとしても、
そこに補完療法を取り入れることで、患者さん1人1人に寄り添うケアができる。
今、私は1人で活動しています。医療や福祉・介護施設におけるアロマケアの悩みや相談が気軽にできる仲間が近くにいません。
徳島県内のアロマセラピストさんで、「補完療法」の考え方に共感してくださる方がいたら、ぜひ声をかけていただけたら嬉しいです。協力してできるお仕事があると思います。
ただし、精油に関する知識はもちろん、病理学、解剖学など、アロマセラピーのきちんとした資格を持った方に限ります。
かなりお堅い内容になってしまい、失礼いたしました^^;