おはようございます。
昨日は、梅雨らしいシトシト雨でした。
…浴室乾燥、ですよね。
部屋干しする方もいるかもね。
手前の精油は「ロザリナ」と言って、いつもペンダントを輸入しているオーストラリアのaromaticsさんからいただたものです。
ティートゥリーの一種ですが、ロザリナは少し甘さとスパイシーさを感じる香り。
ティートゥリーの女性版といったところでしょうか。
部屋干しは雑菌で臭くなるから、抗菌・殺菌精油で空気中の汚い成分やっつけちゃえば、スッキリ爽やかよ。
って話です❤︎
さて。
「アロマセラピーと私」シリーズ第一弾に、たくさんのコメント、反応いただき、ありがとうございました♪
http://aromahref.com/archives/2061
自分が学んだイギリス式アロマセラピーと、日本で認知されるイギリス式アロマセラピーが、
なんかちょっと…違うよ。
っていうのは発信してきたつもりだったので、ブログにかなり詳しく書いたことであれだけの反応があったことに驚いてます!
で、嬉しい❤︎
アロマセラピーへの見方が変わり、視野が広がるきっかけになったことが、嬉しい❤︎
(日本のスタイルを否定しているわけではなく、それも含めてもっと広い範囲でアロマセラピーは有効だよ、ということです。)
じゃ、続きいきまーす。
雇われセラピスト東京編 笑。
晴れて、新宿にあるホテルスパのオープニングスタッフとして、セラピスト採用になりました。
スパなので、温浴施設があり、ジムが併設され、ボディトリートメントにプラス、ボディスクラブやラップ、フェイシャルメニューも充実していました。
「スパ=水や植物の自然の恵みを使って、複合的にウェルネス(健康増進)を提案できる場所」
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ウエルネス
アロマセラピーは主役ではなく、名脇役。
ボディトリートメントだったら、
5種類の”あらかじめブレンドされた”アロマの中から、お客様の要望に応じたオイルを選びます。
(精油の産地や質や成分はセラピストですら知らない。)
本来のアロマセラピーなら、
クライアントの感情や症状に応じて、複数のシングルオイルを選びます。
当然、自然治癒がゴールですので、身体と心に有効に作用していく、オーガニックで成分の明らかになっている質の高い精油を使います。
これはね、許容範囲でした。
だって「スパ」ですから。
割り切りどころか、ここでの経験は私にとって財産になりました。
アロマセラピーの知識と経験は最大限に発揮できないけど、
それと、語学力も活かしながら、
幅広い技術やサービスを学べました。
とくにお客様に対する言葉遣い、誘導の仕方、姿勢、立ち位置、触れ方、タオルワーク、カウンセリングからクロージング、手技の順序や1cm単位の位置まで、
スパ内での役割分担、掃除の内容ややり方、時間配分、アメニティやオイルの置き場所、方向、
全てマニュアル化され、厳しく指導・管理されました。
…20代だからできたことです 笑。
自由や個性を尊重する性分の私にとっては、当時から「がんじがらめ」になるストレスは感じてましたが、
マニュアル化することで仕事が効率的に回り、売り上げにも影響するのと、
どのセラピストが担当してもお客様にある程度同等のサービスを提供できることに関しては納得・実感していましたので、
良い社会勉強になりました。
当時、東京では「ホテルスパ」がブームになりつつありまして、
雑誌やテレビの体験取材も多々ありました。
大して熟練でもない私が、美容ライターによる素晴らしい脚色を加えられて、全国雑誌に掲載させてもらえる現実。
ありがたいですね。
賢い方はこれを踏み台にしていきますが、
私自身は雑誌や新聞掲載の裏側を知ることでどんどん違和感を覚えていきました。
(それは今、ここ徳島でもヒシヒシと感じますが。)
…社会勉強はずっと続くんですね。
お客様も、
テレビ番組も持つ作家さんや、
国際的なスポーツ選手、
去年離婚されたタレントさん、
韓国でも活躍する女優さん、
某有名ネットワーク会社のトップディストリビューター…
たくさん施術をしてきました。
一般民にはなかなか手が届かないお値段でしたので、それは社会的地位の高い有識者の方々とお話できる機会も多く、とても刺激になり、施術の前後の短い時間でも本当に貴重な学びのひと時でした。
一方、「冷やかし」や「暇つぶし」で、数万円を100円の感覚で支払う方達も目の当たりにしてきました。
…これも社会勉強。
1人、印象的なお客様がいました。
本気で女性になりたい、40代の男性Oさん。
月に1回必ず指名で予約を入れてくださり、
「僕なんかにつかまっちゃってごめんね。」と言いながら、
カウンセリングにはいつも細かく答えてくれて、全面的に私を信頼してくださり、今必要なアロマや、スキンケアについても毎回真剣に聞いてくださいました。
ホルモン剤を打ち続けていたので、
通ってくださった2年間くらい、
体調や心境の変化、
リアルな筋肉や肌質の変化…
ずっと見てきて、
アドバイスをして反応を返してくれて、
彼(彼女)の繊細な心に触れて、
セラピストとしてのやり甲斐ってここだなーって。
毎月私の方が施術をするのが楽しみでした。
退職する時、メッセージ付きの大きな花束を送ってくださって…
そんな気遣いもできる、紳士(もう今は淑女かもなー。)でした。
やっぱり、社会勉強。
もうお気づきの方もいらっしゃると思いますが、
スパに身を置いたことで、
徐々に自分のやりたい方向性に気づいていきます。
施術ができることの喜び…にプラス、
お客様(クライアント)との対等な関係、
対等なコミュニケーション、
施術による、現実的な心身の向上(結果)を求めていきました。
【徳島編に続く】